猫のあごに悪性腫瘍

1月下旬にアゴが腫れて血が出たので動物病院で注射してもらって完治したように見えたんですが、悪性腫瘍ができてしまい5月27日に永眠しました。経緯を記録しておきます。

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アゴの腫れが治ったように見えて毛が生えそろってきた頃、アゴを触ると右側に固いシコリが出来ていることに気づきました。硬いドライフードが食べられなくなり、水に付けて柔らかくするか、缶詰のエサにしました。

3月中旬に同じ動物病院に行き診てもらいましたが、先生は触った瞬間に「これは...」と呟き、また注射と薬をもらって様子見。もう一度行くと今度は細胞を取って調べた方がいいとの事。半日預けて8000円くらいかかると言われ、迷いましたが病院が嫌いな猫を預けるのがかわいそうで、別の薬をもらってまた様子を見ることに。その薬も効きませんでした。

細胞を取ったら治せるとは言ってもらえず、「細胞を取ってどうなるか。」と歯切れの悪い感じ。

 

もしかして治らないんじゃないかなと思い始め、4月中旬に別の動物病院に連れて行くと、触っただけで悪性腫瘍との診断結果で、余命3ヶ月と宣告されました。細胞を採取して検査機関で診てもらっても、病名がわかるだけで、治すことは出来ないそうです。

衰えてはきていますが、まだ元気で20歳までは何とか生きると思っていたので、かなりショックでした。

腫瘍が骨に張り付いて浸食していき、アゴも舌も動かずエサを食べられなくなり死ぬんだそうです。猫の場合点滴をすると血管がボロボロになってしまうので、心臓まで管を伸ばすか、おなかに穴を開けて胃に直接食べ物を入れるしかなく、延命手術をしたとしても余命が数か月延びるだけで猫には辛い思いをさせてしまうそうです。

アゴを触っても痛そうではないので薬を与える必要はなく、いつも通りに接してあげるように言われました。
他に受診者がいなかったので1時間近く説明していただき、診療代1,620円でした。

 

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3月17日。上の犬歯が刺さっているように見えます。

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4月21日。口が半開きなのでよだれを垂らしています。毛づくろいは3月からしなくなりました。
食欲はあり一日一缶ではちょっと足りないほどでした。

 

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5月11日。前足がよだれとエサで汚れ、汚い足が寝るときに顔に付いて汚れてきました。舌が伸びないので水を飲む時に鼻まで浸かってしまいます。

 

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5月18日の夜から突然まったく水もエサも摂らなくなり、あわてて家族に病院へ連れて行ってもらい、ホルモン剤を注射して食欲を上げ、流動食の缶詰と注射器をもらってきました。余命は1,2ヶ月との事でした。2月に2.8キロだった体重は2キロまで減っていました。

水と流動食をあげようと頑張ってみましたが、嫌がって口を開けてくれず、飲み込んでくれたのはティースプーン1杯にも満たない1日に5,6回でした。こぼした流動食で顔を汚してしまいうまく拭き取れず悪臭を放つようになりました。アゴから出血しているようで黒くなっています。

エサには興味を示さず、水は飲みたいようで、水入れの前にじっと座っています。時々水入れの前まで私を呼び何かを訴えてきます。どうすることもできず抱きついて泣きました。

 

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5月22日、朝3時から猛烈に外に出せと訴えてくるようになり、ヒモで繋いで出してみると家の周りをうろうろした後、水たまりで水を飲もうとするも飲めず、水たまりに座り込んでしまいました。身を隠そうとしたというより、水が飲めない理由が理解できず、外なら水にありつけると思ったのかもしれません。

ずっとエサを食べていないからか、黄色い胃液を吐きました。

 

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5月25日。朝早くに注射器で無理矢理水を飲ませたところ、吐いて倒れてしまいました。私の行為が猫を苦しめてしまっているようなので、もう水と流動食を与えるのはやめました。目があまり開かず、歩くのもやっとです。静かな洗面所で一日を過ごしているようです。

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5月26日。仕事から帰ると猫トイレの中で倒れていました。もう動けず、時々起き上がろうとしますが反対側に倒れてしまいます。名前を呼ぶとかすれた声で鳴きますが目はほとんど閉じていて動きません。口を水で湿らせてあげましたが反応はありません。

夜中に吐きそうにしていたので起こしてあげましたが何も出ず、5月27日朝4時に起きて確認すると死んでいました。

 

日に日に衰弱していく様子を見るのは本当に辛く、毎日安楽死させようか迷いましたが、まだ希望はあるんじゃないかと思い込み、生かさず殺さず程度の水と食料しか与える事が出来ず、結果として苦しめてしまったように思います。

飼い主側も、仕事があるのに朝4時前後に起こされ水入れか玄関まで誘導されるので体力的に少し辛かったです。

顔にこびりついた汚れはよだれで固まっていて、タオルで拭いただけではなかなか落ちず、きれい好きな猫にとっては不快だったと思います。これが原因で食べなくなったのかと思って後悔しています。

 

私は思うように世話が出来ず後悔ばかり残っていますが、悪性腫瘍が出来た猫を飼っている方の参考になれば幸いです。